monochromecircus

掌編ダンス集

Monochorme circus主宰の坂本公成による短編・中編の作品群。『水の家』(2005年製作)を皮切りに、現在では7つの作品群で構成されています。川端康成の『掌(たなごころ)の小説』にちなんで、時間的制約に縛られずに、作品に必要な時間の単位で、潔く「短編」「中編」を創作していくというスタンスで開始、2005年のシリーズ開始から5分から25分のソロ作品からデュエット作品を製作、それぞれの作品は、初演後もワーク・イン・プログレスの形をとりながら、改訂/再演を繰り返すというユニークな手法で展開しています。

photo©Toshihiro Shimizu

Vol.1 水の家

90cm×90cmのテーブルの上だけで男女2人の身体が対話する超極小ダンス。シリーズのさきがけとなった作品で'05年以来様々な機会で上演され、洗練を重ねてきた。ふたりのダンサーによるコンタクトなどスリリングな呼吸と沈黙が魅力。

【動画】
http://jp.youtube.com/watch?v=qmB6RFezwvg
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photo©Hikaru Ikeda

vol.2 怪物

─What is monster for you ? What is monster in your body? ハンガリーの亡命作家アゴタ・クリストフによる同名戯曲とイギリスの現代絵画家フランシス・ベーコンの絵画をサブテクストに、佐伯有香の強靭でしなやかな身体が歪む。いわば「拒否された身体」をヴィジュアル化した作品。音響に『Refined Colors』にも参加する真鍋大度が楽曲提供。佐伯自身の呼吸音から全ての音響を作成した。'08年度にはフランス人ダンサーに振付を行い、アンジェ国立振付センター他での上演を行う「怪物」プロジェクトへと発展している。

【動画】
怪物(デュエットバージョン) http://www.lequai.tv/fr/bdd/video_id/170
ソロバージョン http://jp.youtube.com/watch?v=gXucqFAosgA
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photo©Toshihiro Shimizu

vol.3 最後の微笑

動きと表情の相克。生と死のばかばかしい戯れ。ベケットの短編群をうろうろしているうちにできたカルテット作品。コンタクトを多用した激しいダンスの中でダンサー達は25分間微笑みっぱなしで踊る。一体彼等は笑っているのか?最後に微笑んだのは誰か?謎を残す、不条理なダンス。カンパニーならではの見事なアンサンブルも魅力です。

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photo©Toshihiro Shimizu

vol.4 きざはし

意図しようが意図しまいが人が2人存在するだけで互いに傷つけ合っている。お互いの存在にさえ気付かないような階(きざはし)に立ってみてそのことに気付く。言葉になりようのない言葉、聞き取れない発声。150本のナイフ、テーブルの上と下の男女。対話を重視してきた坂本+森による対話のない対話。コンタクトの極北。

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vol.5 蠅の誕生

坂本公成による生存を賭けた(?)ショート・ソロ

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photo©Toshihiro Shimizu

vol.6 朱鷺によせる哀歌

身体の震え、ノイズに坂本が関心を移行させている時期に製作された作品。現代音楽家 吉松隆による哀切な傑作『朱鷺によせる哀歌』に捧げた作品。Monochrome Circusの新鋭小寺麻子が柔軟で繊細な肢体を活かして踊りきる。

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photo©Toshihiro Shimizu

vol.7 凪

─ 嵐の後。高揚の後。ふたりでいることの「ほんの一瞬の/永遠」の調和。凪。
親和と抵抗。個体と液体。拘束と自由。振付と即興。他者とコンタクトする身体をベースに据えながら『掌編ダンス集』を貫く問題意識を頂点まで高め た、ライブ性高い作品。

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