monochromecircus

掌編ダンス集

HUSAIS

切り詰めた表現の前半と、激しい動きのミニマルな反復の中で疾走し並走する2人。どこまで人は隔たり、どこまで人は触れ合えるのか?デュエットでありながら触れ合う瞬間はほんのひとときだけ。ベルリンの壁崩壊以前の閉塞した世界情勢と理解の不能性をつきつめた‘90年代の香り高い傑作。
現カーン国立振付センター(仏)芸術監督のエリック・ラムルー+エラ・ファトゥミ(Ci Fattoumi-Lamouruex)による処女作品にして‘92年バニョレ振付家コンクールSACD賞受賞作品。‘98年秋にパリで初のデュエットを発表した坂本+森のデュエットを観て振付委嘱を決める。‘00年には第9回リヨン・ビエンナーレでも上演し、Monochrome Circusにとってメルマークとなる作品。それ以降、佐伯有香+森川弘和、野村香子+合田有紀へと引き継がれている。

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  photo (c) TOSHIHIRO SHIMIZU

借家人

東西冷戦の崩壊という社会状況をヴィヴィッドに反映して、「家族」というひとつの共同体の崩壊の描写を通じて、ある世界体制の崩壊を、ダンスによる象徴的言語で描出した作品である。寡黙な身体と、突然のエネルギーの激しい爆発、静寂とカオス、シリアスさとユーモアが交錯するディディエ作品の原型鮮やかな作品。

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